The Earthの演出家たち

自然との共生を形に。

「自然との共生」の歴史

三重県中央部の志摩半島一帯を区域とし、およそ東西50km、南北40kmにわたる伊勢志摩国立公園。 沿岸部は典型的なリアス式海岸で英虞湾、鳥羽湾などの深い入り江と大小多数の島々が繊細で優美な景観を見せています。

手付かずの原生林が残る広大な“自然”がそこには残っています。私どもはこの地で自然とうまく共存しながら生活を営んできました。鳥羽の地は古から漁師と海女がもたらす「海の恵み」に守られてきた土地。脈々と続く海女の歴史は、資源を枯渇させないための“知恵”の歴史。海の恵みを獲りつくさぬように、そして次の世代に恵みがあるようにと、願いをこめて受け継がれてきた“伝統”なのです。

海女は漁の後に海女小屋で暖を取るために、山で木々の伐採を行ないます。これも山を荒らさないための知恵。豊かな山が、豊かな水を創り、そして豊かな海を創ることを海の恵みを生業とする彼女たちは本能的に感じているのです。

「嵐を観る宿」を創る

自然を守りながら、自然と共に生活を営む。本当の意味での“エコロジー”がそこには存在すると感じています。

この自然と人間の連鎖の中で、私ども旅館ができる役割。御宿The Earthの保有する敷地54,000坪のうち、施設のために開発した面積はその5%。今なお、生活を営むために生命の危険と隣りあわせで潜る“海女”が、最後の聖地として大切に守ってきた「大木(おんぎ)の浜」を含む、未開発の95%原生林はそのまま次の世代に残したい。そして、今よりももっといい環境を次の世代に繋げたいと、私どもは考えます。

御宿The Earthの「挑戦」

海を、山を、緑を、空を、次に世代に“繋ぐ”ために 御宿The Earthができること。海を守り伝統を守り そして新しい“資源”を創造するための挑戦。“地球を感じる宿”御宿The Earthは地球で暮らす人間の生活を感じながら、地球と共存するためにありのままの地球を感じていただくために…「嵐を観る宿」として皆様をお待ちいたしております。

吉川勝也

株式会社サン浦島
株式会社サン・サービス
代表取締役吉川 勝也

鈴木俊之

株式会社石井建築事務所
代表取締役社長
一級建築家鈴木 俊之

お客様に感動を与える宿を

鳥羽市石鏡の突端に立つ、御宿The Earth。ぎりぎりの海岸線に在って、海の四季を楽しむ宿(海上楼)。日本旅館のもつ上質の空間、白木・畳・障子etc...。力強いロケーションとのコラボレーションにより、訪れたお客様に“感動”を与えたい。そうした想いからこの建物づくりがスタートしました。山道を通り敷地内に入り、第一に目に入るものは「円空のロータリー」。円空ロータリーに足を踏み入れ、そこから新しい旅がはじまります。中庭を見ながら玄関へと導き、2層吹き抜けの「畳廊下」を抜けるとパブリックゾーンへ。内装は白木とベージュの珪藻土で構成され、やさしい色合いにまとめています。ラウンジ・ダイニング・湯上りでは、いずれも風と波の歌、そして“磯笛”を聞きながら時間を過ごすことができます。

戸上亜由巳

フラワープロデューサー
TRANSPARENTE
戸上 亜由巳

植物でつくる、ここにしかない空間

建築時から何度も足を運び、「御宿The Earth」の空間デザインに夢中になりました。足を運ぶたびに気持ちがワクワクしたことを今でも鮮明に覚えています。この“想い”を忘れずに訪れていただくすべてのゲストに伝えたいと、「植物で創るここにしかない空間」をコンセプトにいたしました。フラワーデザインで季節を感じ、癒しの時をお過ごし頂ければ幸いです。

電話でのご予約・お問い合わせ

電話でのご予約・お問い合わせ
0599-21-8111